現在、作成中です。
EAは購入、それとも自作?
MT4でFXの自動取引を行う場合、当然ですがエキスパート・アドバイザー(EA)が必要になります。多くの方は既成のEAを購入することになると思います。購入しないまでも、MT4の運用会社が提供するEAを使うのではないでしょうか(口座を開設すればEAが無料で使えます、といったキャンペーンが行われていますよね)。
私の場合、どうしているのか。まずは自作を考えました。そのためにたくさんのWEBサイトをチェックしたり本を読んだりして、MQL4のプログラミングを勉強してみました。MQL4というのは、MT4に搭載されているプログラミング言語で、MT4で稼働させるEAはMQL4を使って作られています。
実際に幾つかのEAを作ってみました。バックテストの結果はそれほど悪くはありません。利益が出る形でバックテストを終えることはできたんです。でも、デモ口座ではなくリアル口座で自信をもって稼働させるほどでもないんですね。
頑張ってEAの性能アップを図ろう、とも思いました。が、この作業にはとんでもなく時間がかかります。お勉強をして、プログラミングして、バックテストをして、結果を向上させるために再度お勉強をして・・・、このループを延々と繰り返します。
現在のところ、購入です
こりゃまいった。EA自作のループを繰り返してみての正直な感想がこれです。本サイト「はじめに」でも触れましたが、給与所得者である私はあまり多くの時間をかけずに「お金を働かせて稼ぐ」ことがしたいんですよね(ムシのいい話ですが)。ということで、EAの自作は現在のところお休みです(そのうち復活するかもしれません)。
ですが、ちょっとだけでもMQL4のプログラミングを勉強して、そしてEAの自作にトライしたことは、とてもいい経験になりました。EAの構造に対する理解が深まったと思います。EAが動くメカニズムに関する知識は、具体的に説明することは難しいのですが、今の私の自動売買に役立っていると感じています。
ということで私は現在、お金を出してEAを購入しています。MT4の運用会社が提供する無料EAは、試したことがありません。EAのプログラミングを請け負ってくれるサイトもあるようです。自分のアイデアに基づいたオリジナルEAの作成ですね。ただ、これも試したことがありません(なので、なんとも論評できません)。
さて、どこでEAを購入するか。私の場合、GogoJungle(「ゴゴジャン」と読みます)というサイトで購入しています。もう一つ、テラスというサイトでもEAを販売しています。私はここで購入したことは未だありませんが、時々サイトをチェックしています。
GogoJungleで購入したEAは特定の1口座だけでの利用に制限されます(MT4でEAの利用を開始すると自動的に利用口座が登録されます)。利用口座の変更は簡単にできます。テラスで購入するEAは、サイトの説明によれば複数口座での同時利用ができそうです(利用される方はご自身で確認を)。その分、価格はテラスの方が高めに感じます。
収益と利回り
利用するEAはどう選んだらいいのでしょうか。これには迷います。そりゃあ儲かるEAだよ、誰でもそう考えるでしょう。では儲かるEAって、何を基準に判断して選んだらいいんでしょうか。
もちろん、フォワードテストでいい成績を挙げているEAを選びますよね。GogoJungleのホームページでは、販売しているEAのフォワードテストの結果を公開しています。公開内容は収益曲線だけでなく、個々の売買結果を含めての公開です。そこから計算される勝率やプロフィットファクターなどの指標も示されています。
これら指標の中でも、収益は「儲かる」に直結します。ただ収益は、当然ながらEA運用の際のロット数に比例して変わります。大きく賭けて、勝ったなら儲けも大きいってことです。もちろん、負ければ損失も大きいわけですが。その損失が自分の資金量に対して致命的な大きさだったなら(例えば総資金の7割とか…)、一発退場なんてことになりかねません。
こうした事態を避けるために、それぞれのEAには運用ロットに応じて適正と思われる資金量が存在します(と私は思っています)。ただ、適正と思われる資金量に絶対正解はなく、資金運用をする個々人のリスク管理に対する考え方によって変わります(資金マネジメントとかリスクマネジメントと呼ばれる重要な考え方、そのうちに自分の考えをまとめて書いてみたいと思っています)。
収益はその絶対額ではなく、EA運用に際して適正と思われる資金量との対比で見るのがいのかなと思っています。利回りですね。利回りを計算するためには対象期間を決めます。対象期間を一年とすれば、年利回りとなるわけです。これによって異なるEA間の成績比較ができるわけです。
適正資金量-推奨証拠金
GogoJungleでは、推奨証拠金という名前でEA毎にロット数とそれに対する適正資金量を示しています。以下がGogoJungleのホームページに示されている計算方法です。
(前提条件)
0.1Lot = 一万通貨単位
(推奨証拠金計算式)
一万通貨単位×取引通貨の日本円レート÷25×ロット数平均÷0.1×最大ポジション数+最大損失(含み損込み)×2
この計算方法以外にも、例えば最大ドローダウンの対資金量比率や一取引当たり最大損失の対資金量比率がある一定値になるように適正資金量を設定するといった考え方があります。適正資金量に絶対正解がないように、適正資金量設定の考え方にも絶対正解はないと思っています。
どのような考え方をとるにせよ、適正資金量を設定することはとても重要です。この資金量をベースに算出された利回りは、EAのパフォーマンスを表す明確な指標といえるでしょう。もちろん私も、EAの購入する場合には利回りを大いに参考にしています。
では、利回りだけをベースにEAを選べばいいのか。私は利回りをベースにしつつも、EAの運用にもう一工夫を加えています。その内容は、次項「EA運用の方法」に記すことにします(それとて正解か否かは何ともいい難く、今後も試行錯誤を繰り返すことになるとは思いますが…)。